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ともたん Rubber Stamp Diary


ラバースタンプと   消しゴムはんこを使った創作の日記
by greenfrog9
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スタンプはじめよう 2

スタンプアートはアメリカではとても盛んで、沢山ののスタンプメーカーがあり
様々なインク、ツールが販売されています。
日本でも最近ではスクラップブッキングの影響からかスタンプアート人口が
増え、スタンプ用品を取り扱っているお店が増えてきたそうです。
でも最初はどんなものを使えばいいのか悩むところ。
そこでスタンプ、インクなどをざっとご紹介します。

スタンプはじめよう 2_d0071176_959322.jpg

上右 ウッドマウントスタンプ
上中 アンマウントスタンプ(UM)
上左 クリアスタンプ
下右 フォームスタンプ、 下左 手作りスタンプ(「はんけしくん」使用)

「スタンプ」と言ってまず想像する形はウッドマウントです。
これは木の持ち手にクッションとラバー製の印面がサンドイッチになって
貼られている完成型です。
手軽に捺せ、手にしっくりくる木のマウントが安定感があります。
難点はコストが高くなることと、スタンプが増えたとき収納に困ること!

そこでアンマウントの登場です。
これはラバー面のみ、もしくはラバー面にクッション付きのもの。
ご覧のようにCDケースなどにコンパクトに収納できます。
市販のウッドマウントスタンプも電子レンジで加熱することにより
ラバー、クッション、木と三枚に分解してアンマウント状にできます。
アメリカでは元々アンマウントの状態で販売しているメーカーも多いようです。
クリアスタンプはもっとシンプル。
透明な粘着性の印面をひとつひとつアクリルブロックなどに貼り付けスタンプします。
どちらも印面は丸洗いできるのでクリーニングにも便利です。

アンマウント、クリアスタンプはいずれも持ち手になるアクリルブロックや
その他代用品、カセットテープケースやCDケースなどが必要になります。
(アンマウントの場合クッションパーツも必要)
これらのアンマウント用品を取り扱っているネットショップも
あるのでお探しの方は是非検索して見てください。

フォームスタンプは全体がウレタンフォームでできていて、
サイズの大きなものが多いです。
スクラップブッキングなど面積が広い紙面に捺すのにもってこい。

このところ手作りスタンプも秘かにブームですね。
「はんけしくん」は普通の消しゴムに比べて若干柔らかく、刃がすっと
入るのでとても彫りやすいです。

スタンプはじめよう 2_d0071176_100586.jpg

右上 ピグメントインク(水溶性顔料)、左上 ダイインク(水性染料)
中段 速乾性ピグメントインク
下段 油性インクいろいろ

文房具店などでも見かけるのは右上のピグメントインクが多いと思います。
顔料系インクなので仕上がりは紙の上に色がのっかっている感じです。
水分が多く、乾くのに時間がかかるのでエンボスに向きます。

ダイインクは紙に色が浸透していく感じ。
光沢紙に捺すと写真のように紙の奥に色が入り鮮やかです。
光沢紙に向きますが、普通紙に捺しても発色が美しいインクです。
細かい図柄のスタンプに好相性です。
また淡い色のインクはメインの邪魔をしないので背景に最適です。

中段、速乾性ピグメントのバーサマジックはチョークのようなマットな仕上がり。
微妙なニュアンスの色も揃っていて個人的に大好きなインクです。
ブリリアンスはラメが入っていて濃い色の紙の上でもはっきり発色します。
どちらもエンボスには向きません。

線画のスタンプを捺すときは油性インクで捺せば、水彩絵の具、
水筆などを使ってもにじみません。プラスチックにもおせます。
バーサマークは変わったアウトローで、無色の油性インクです。
紙に捺すと紙より一段暗いトーンで図柄がうつります。
(ポテトの油が通って紙の色が濃く暗くなるのと同じ現象です)
光沢紙に捺すと光沢紙はそこだけ水分を吸わなくなりますから
ダイインクを重ねることで、白抜きにできます。
ファブリコはおした後アイロンをかけることで耐水性になるので
布にスタンプしてオリジナルTシャツや雑貨を作れます。

スタンプはじめよう 2_d0071176_1003246.jpg

エンボスパウダー、エンボスヒーター
エンボス=文字や図柄を浮き上がらせる加工。
おしたスタンプのインクが乾かないうちにエンボスパウダーを
たっぷり振りかけ余分な粉を戻したら、専用ヒーターや
アイロン、オーブントースターで熱します。
粉をかけた部分が凹版印刷のように盛り上がり、図柄を目立たせたい時や
色づけをするとき土手になってくれて便利です。

スタンプはじめよう 2_d0071176_1005434.jpg

その他、
アクセントとして使うハトメ(アイレット 6月4日のカードに使用)、
ブラッズ、アイレットセッター一式
マーカータイプのインクペン(直接スタンプに塗って細かい色分けができます)
採色用のチョーク、

などなど、私が知っているものだけでも沢山のツールがありますが
最初は全部揃える必要はありません。
また身の回りのもので意外な活用法があるものも
あるかもしれません。
紙と数色のインクと、お気に入りのスタンプがあれば
そこから無限の可能性が広がります。

これからスタンプをやってみようかなという方に
少しでも参考になれば嬉しいです。

スタンプはじめよう 2_d0071176_1053999.jpg

使用スタンプ:Anna Griffin,HERO ARTS
使用インク:ステイズオン、バーサファイン、バーサマジック
彩色:チョーク、インプレスマーカー
by greenfrog9 | 2006-06-12 10:25 | スタンプはじめよう
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